短編集

□web拍手(1月〜2月上旬)
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1st拍手用小説


〜初詣〜






「さみぃ〜・・・」


「あ、雪降ってきた」


「まぢかよ?あーもう早く行こうぜッ!」


「・・・うん//」


オマエの手を掴んで走り出す。







・・・


「何お願いした?」


「・・・オマエは?」


「・・・今年も剛と一緒にいられますように、って・・・」


「プッ・・・」


「ちょ、笑わないでよ//!?そっちこそ何お願いしたのさ?」


「彼女の馬鹿が治りますよーに、って」


「ちょッ、剛!?どーいうことよォ?!」


「そーゆーことだよ。バーカ」


「うわっ、こいつ新年早々彼女を怒らせやがってェェェ・・・(怒)って剛!?置いてかないでよー(泣)!」





ったく・・・


いっつも俺ってこーだよなァ。





『今年も彼女とずっと一緒にいられますように』





オマエと大して変わんないんだけど//


俺を追いかける足音が、俺の真横に並んだら・・・


手を握って歩きながら、こう言ってやろう。





『今年もずっと一緒だからな』




*

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