魔法世界―another world―
□story.1 未来へ
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向こうに飛ばされた時の為や高等位に入った時の為に俺達は全員、"現実世界"の学業に対応できるようにする為のカリキュラムを受けている
だから魔法が使えない人がいても全然問題はないのだ
"はい 俺はグノルと言います。得意科目は歴史です"
そう例えばコイツの言ったような歴史なんかは俺達、"現実世界"と"魔法世界"の二つの歴史を学んでいる
……
そうやって自己紹介が続いていくと、ちょっと俺の気になる女の子の番が来た
窓際の一番後ろの席に座っていて、金色の髪の女の子である
なにが気になるって
このクラスの中で
飛び抜けた魔力を感じたからだ
"私の名前は リア・ゼグアスティサ です"
それだけ言うと その女の子は それ以上何も言わなかった
……
先生「おい 次のやつー」
…ん?
どうやら俺のことらしい
『俺の名前は リョウです 一年間よろしくお願いします』