魔法世界―another world―

□story.2 中等位学園生活にて
2ページ/15ページ

そんな俺達がクラスから
浮くのには他にも色々と
理由がある



例えば…







俺とあの子は学年の成績
優秀者のツートップだ



毎回のテストで二人して
満点の同着の1位を取るので、実質上2位がいない






…なに?



あの女の子は なんとなくわかるが

どうして俺もそんなに頭がいいのかって?





そりゃあ



『知恵と経験』だけが取り柄ですから










先生曰く、学校のカリキュラムは"現実世界"のものに


魔術開発・研究・実技の
カリキュラムを付け加えただけらしい




だから体育なんてものがあるが



あの女の子は運動音痴なのか、毎回のように居残りさせられている



勉強は出来ても身体を動かすのは少し苦手なようだ



まぁ 苦手なことくらい誰にでもあるよな





俺?



俺は体育はバリバリ満点評価だぞ?





魔術研究の時間もさっさと終わらせて寝るし



他の授業も自分が指された時だけ しっかり答えて
すぐ寝る



(…おい)













何なの?あの廊下側の一番後ろの人…



いつも寝てるのに

毎回 私と同じ順位にいるし…
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ