嵐になれ桜になれ!

□第2章
1ページ/3ページ


その後、連日君菊さんに勉強を教えられて入学試験に臨めば、見事パーフェクトで問題ナシの入学。


千姫「やったわね!」


『千姫と君菊さんのお陰だよ〜! 本当にありがとう』


君菊「私たちは、少し手助けをしただけです。 勉強を怠らずに頑張って来られた、自分自身のおかげですよ」


千鶴と薫も呼んで打ち上げをしていれば、誰かからメールが入った。


“僕は神様だよー!
本当は、智琥ちゃんをこっちの世界に送らせたかったんだけど、手違いで君になっちゃった! ごめちょ!!
君のバッグに通帳を入れて、その中に1億入ってるから、そのお金で頑張って〜!
暗証番号は、0414だよ。

じゃあ、頑張って”


『0414か。 覚えにくいとも言えないし、覚えやすいとも言えないし…。 微妙な数字。
っつーか、謝り方軽いな! もうちょっと責任感持てよ!!』


千姫「じゃあ、明日は休日だから、私とお出掛けしましょうか!」


千鶴「え!? なら私も…「千鶴ちゃんは部活でしょ」…うぅ」


…千鶴は部活なのか。 意外にやってたんだ、部活。


薫「なら、僕が行くよ。 男の目で洋服とか判断してあげる」


『いや、私洋服にこだわりはないけど…「何か言った?」…別に何も?』


目を逸らして言えば、薫は偉そうに鼻で笑った。 …この野郎! 格好良すぎんだよ!! 何、その色気!? 私にも分けろ←


千姫「お菊は、明日仕事?」


君菊「はい。 明日は昼から職員全員で飲み会を開くとか…」


『え、君菊さんて教師?』


ジュースを飲むのをやめて聞けば、全員大きく頷いた。


薫「僕達の通ってる学校の教師だよ。 ついでに言えば、これからお前が通う学校」


『・・・マジで!?』


千姫「本当よ」


君菊「学校でも、よろしくお願いしますね」


と、色気たっぷりの顔で言われたら、速攻で頷くしかない。 私にも色気は無いものか…。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ