嵐になれ桜になれ!

□第4章
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千鶴「そうだ! 名前、部活は何か入るの?」


『え、部活?』


考えてもなかったことを言われ、少し悩む。


『千鶴は、どこの部活?』


千鶴「剣道部に入ってるよ。 でも、そこには沖田先輩がいるし、何より厳しいから、自由気ままな名前には向いてないかも」


『ならいいや。 んー…、部活はいい。 面倒だし』


そっか。 と残念そうに肩を落とす千鶴に罪悪感が湧いたが、仕方ないだろう。 嫌々で部活に入っても、何の特にもならないからな。


『ごめんね、千鶴』


千鶴「ううん、大丈夫! …そういえば、明日は薫の誕生日なんだよっ」


ケーキ作ってあげなくちゃ! と張り切る千鶴に、私は薫へのプレゼントを考えながら、千鶴の誕生日も一緒だと気づいた。


『って、千鶴も誕生日じゃんっ』


千鶴「・・・あ、本当だ」


忘れてたんだ…。 と心の中でツッコみ、千鶴のプレゼントも用意しておくね。 と伝えれば、凄く喜んでいた。
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