もっと青春・・・してみる?

□料理コンテスト
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次の日。 今日は授業ナシの料理コンテストだ。 私もオサムちゃんのせいで出ることになった。


財前「名前、何作るつもりなん?」


『和風で何品でもOKとなれば、やっぱ焼き魚に味噌汁、玉子焼きにおひたしに白ご飯が無難でしょ』


財前「普通やな」


『じゃあ、それに加えて肉じゃがでどうだっ』


財前「…あんま変わらへんやん」


『いーんだよ。 私は普通が1番好きだから』


司会「それでは、彼氏の方は席の方に。 彼女の方は料理を開始してください。 事前に言ってもらった材料は揃えております」


司会の一言で料理コンテストは始まり、ステージの上で料理をするハメになった。 しかも、フリフリのエプロン付きで。
料理しているときにいい加減邪魔になってきたので、司会者にエプロンを取っても良いか聞いてみた。

・・・まぁ、司会者って言っても、一氏先輩だけどな。


『司会者ー。 エプロン邪魔だから取ってもいいー?』


一氏「ダメに決まっとるやろ。 何様のつもりやねん、お前」


『チッ… こんなのあっても邪魔なだけだよなぁ…』


一氏「わかったから、はよ料理作らんかい」


『作ってるじゃないですか。 話しながら』


人と話しながら料理出来ないほど不器用でもない。


『ていうか、一氏先輩って彼女いませんでしたっけ? 小春小春言ってたじゃないですか』


一氏「アホか。 小春は男や」


『・・・・そうか! ユウジ先輩はゲイだったんですね!! うわ、引いたー…』


少し距離をとって料理を再開すると、ユウジ先輩(勝手に呼び方変えた)が怒り出した。


一氏「財前! 彼女の躾くらい、ちゃんとしいやっっ」


『私は物ですかっっ』


財前「それは無理な話しですわぁ。 今更教育し直す暇があったらテニスの練習します」


『私よりテニスが大事!? ケンケン、クララ! そこの光を成敗しちゃいなさいっ』


白石・謙也「「おっしゃ!!」」


指を指して言うと、謙也とクララが光を虐め始めた。 ノッてくれるなぁ…


一氏「って、名前は漫才しとんとちゃうぞ!! はよ作れやっ」


『ちぇっ…』
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