もっと青春・・・してみる?

□いざ、東京へ!
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今現在、もう既に夏休みです! もう体育会とか端折りました。 だって面倒だったし。
今日は例の合宿日なので、私は荷物をまとめて四天宝寺の皆と一緒の列車に乗っている。 まぁ、途中で別れるけど。


『光、またブログの更新してんの?』


財前「当たり前やん。 それに、最近コメントする奴がおんねん」


(残念、光。 それは私だ)


そう。 この前、光のブログを見つけたので、もともとサイトを持っている私は光が更新する度にコメントしている。
そうとも知らずに、光は毎日更新している。 ・・・なんだか面白いな。
いろいろ話していると、私が降りる駅に着いてしまった。 速かったなぁ…


『じゃ、私ここで降りるから。 合宿頑張ってね』


財前「おん。 土産も買ったるからな」


『楽しみにしとく。 じゃね』


電車を降りて、重たい荷物を引きずりながら駅の中から出れば不二先輩がいた。


不二「久しぶり。 変わってないね」


『まぁな』


不二「荷物持つよ」


『お、ラッキー。 よろしく』


荷物を不二先輩に渡して、まずはホテルに向かった。 実は、もう予約してあるんだよね。


不二「スイートルーム?」


『最初はそこにしようと思ったけど、エレベーターって苦手だから3階』


不二「へぇ、意外だな」


『だろ? 他の人には言うなよ』


不二「もちろん」


何故か不二先輩が笑っていると、1人の女の子が話しかけてきた。


女「不二くん、だよね?」


不二「え? ――…あぁ、風間さんか。 こんなところで会うなんて、奇遇だね」


女「そ、そうだね! えと…彼女かな?」


私を見てそんなことを言ってきたから、思わず笑ってしまった。 不二先輩は苦笑してる。


不二「彼女、だったらいいんだけど…『どーも! 不二周助くんの彼女ですっ』…名前?」


悪ふざけでそんなことを言えば、その女の子は泣きそうな顔をして走っていった。


『・・・あの人、不二先輩のこと好きなんじゃないの? あんなこと言って大丈夫だった?』


不二「問題ないんじゃない? 僕は恋愛対象として見てないから、どうとも言えないね」


『光の耳にさっきのことが入ったら殺されるわ…。 とりあえず、ホテル行こう! 暑い!!』


不二「そうだね。 行こうか」


相変わらずのにっこり顔で爽やかに言い、私たちはホテルに向かった。
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