もっと青春・・・してみる?
□邪魔者
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青学のマネージャーにライバル宣言をされたのと光専属のマネージャーになって3日が経ちました。
私はいつも通り、光のためだけにドリンクをつくり、光のためだけに洗濯したタオル、冷凍庫で冷やしたタオル数枚を光に持っていった。
『光、休憩だよー。 ハイ、タオル・・・』
私は確かに部外者だ。 テニス部でもないし合宿に参加しているのではない。
だが・・・。
だが・・・!!
「光先輩、どうぞ!」
コレはあんまりだと思う!! 何、いじめ!?
私が渡そうとした瞬間に横から青学のマネージャー(名前は華ちゃん)が入ってきて、素早くタオルとドリンクを渡して他の部員へ同じものを渡しに行った。
そして私は悲しさと同時に尊敬する。
『必死さが凄いな、あのマネージャー…』
そう。 私が光に近づこうものなら、いつもタイミングを計ったかのように間に入ってくる。
その顔は、必死に恋する乙女の顔だった。
財前「・・・すまん」
常日頃、1度受け取ったものは責任を持てと言っているから、光はため息を吐いて華ちゃんからもらったドリンクを飲み始める。
いや、いいよ別に! 全然悲しくなんかないもんね!
『とりあえず、これだけでもしてなよ』
冷やしたタオルを渡して、合宿生に混ざっている跡部の下へと向かう。 もちろん光に言った。