もっと青春・・・してみる?
□先輩たちの成長
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料理もデザートも食べ終わった。 だけど、クララと謙也はまだキノコを栽培している。
財前&「『いつまでキノコ栽培してんだよ(るんスか) ウザイッスわ』」
若干、関西弁と標準語で別れてしまったが、光とハモってしまった。 久々だなぁ…
白石&謙也「誰のせいやっちゅーねんっ」
・・・2人もハモったけどな、綺麗に。
『あ。 光ー』
財前「何や」
『今年も合宿あんの? あったら、私行きたいなー…「ダメや」…ですよねー』
今年も去年みたいな合宿があったら行きたいなー…と思ったけど、即断られた。
財前「あの合宿行ったら、お前まで他の奴らに狙われるやないか。 それに、あれは彼氏ナシの女子が行くもんや」
『まぁ、確かにそうだけど…』
光のいない間、どう暇を潰せと言うんだ。 バカ野郎。
白石「財前がいない間、名前は暇やなぁ…どないしよ」
謙也「千歳にでも預けとけばええんとちゃう?」
『オイ、何だその言い方。 私は物じゃないぞ』
一発謙也の頭を叩き、クララとの話し合いに参加した。
『千歳って、あの身長がでかくてラピュタのビーム出すロボットの着ぐるみ着てた人?』
白石「何や、知っとったん? というか、どこで会うたん?」
『学校。 クララと光と漫才やってた日』
白石「あぁ、あの時か… 千歳、俺のあげた着ぐるみ、学校でも着とったん?」
『うん。 金ちゃんと仲良く裏山歩いてた』
白石「あの着ぐるみ、ごっつ高かったんやで。 俺の健康グッズ買う予定やったんに…」
『まぁ、そんなのはどうでも良いんだけど… 仕方ない。 光がいない間、東京にでも帰るか』
そう言って携帯を取り出すと、慌てて光が私の携帯を取り上げた。
財前「ちょ、待てや。 何でそうなんねん」
『だって暇だし。 それに、不二先輩見たいし』
白石「何で不二クン?」
『いや、桃がさ。 不二先輩、更にカッコ良くなったーって言ってたし。 まぁ、私的にキモイ以外の何者でもないがな』
白石「…それやのに、何で見たいん?」
『会ってキモイを連発しながら大爆笑する』
全員(うわぁ・・・酷すぎやろ。 不二クンが可哀想や)
財前「せやけど、越前や不二さんに狙われたらどないすんねん」
『その時はその時。 どうせ、全国大会でも東京に帰るんだし、別にいいでしょ? ね?』
光に頼み込み、OKをもらった私は早速桃に連絡した。 まぁ、合宿があるのは夏休みだが…
『楽しみだなぁ。 早く不二先輩を見て爆笑したいなぁ』
私はルンルン気分で携帯を充電しに、寝室へ向かった。