もっと青春・・・してみる?

□皆でボウリング!
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梨香「…そんなの、信じられるわけないよ」


『信じてもらわなきゃ困る。 現に、私は今ここで暮らしてるんだ。 ボウリング場で、私たちの他に女の子が1人いたよね?』


梨香「え? あぁ…、あの可愛い子だよね」


『そう。 アイツ…玲茅も、私と同じように違う世界から来た。 で、今はブンちゃんと付き合ってる』


外の流れていく景色を見ながら話せば、梨香さんは“ありえない”というような顔で私と周助を見てくる。


梨香「じゃあ、周助は、身元のわからない子を好きになってたってこと? ありえない…」


『私の話しは信じられない? 受け入れられない? 私が気持ち悪い?』


梨香「当たり前だよ! 何で私、違う世界の人と仲良くしてたんだろ…っ 一種のホラーじゃない・・・」


体の震えを止めるように、自分を抱きしめるように丸くなってしまった。


『言っておくけど、私の彼氏も周助も、私の知り合いは全員、この事を知った上で私と仲良くしてくれてるんだよ。
だから、悪いのは私。 周助や他の人のことを悪く言ったら許さないから』


そう言うと、タイミングよく車が合宿所に着き、ドアが開いた。 私は先に降りて、周助に梨香さんを落ち着かせるように言い聞かせた。


『私は部屋を用意してもらえるように頼んでみる』


不二「わかった。 なるべく早くね」


『了解』


電話で跡部に連絡し、至急部屋を用意してもらった。 梨香さんをその部屋に案内し、私は跡部のところへ行った。
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