小説
□とけない魔法[完]
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ある森の中に一人の魔女の老婆が住んで居ました。
彼女の趣味はお菓子作り。
自慢は美味しいお菓子の家を持っている事でした。
ある日、魔女はお菓子の材料を買うために旅に出かけて行きました。
そして帰ってきた日。
彼女は目を見開き驚きました。
お菓子の家が無いのです。
跡形もなくさっぱりと。
そして、その変わりに丸々と太った子ども二人が気持ち良さそうに眠っていたのである。
魔女は森を眺め途方にくれた。
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