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□ユウウツ。
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僕は 延々とそこで彼を待ち続けた。
何を思うでもなく、ひたすら。
とめどなく時間はすぎて 今日から明日に、何回も変わって
生きている実感のない日々を憂鬱に思って また頭を掻き毟って
それでも、彼がこの世界に 僕の隣に、存在していたことと 僕がちゃんと人間らしく生きていたことは覚えて居た。
それ意外はどうでもよくなっていて、何日も食べ物を口にしていないことを鼻で笑った。





きっと、今の僕には 君の声しか届かないよ、山本武。

あぁ...もうすぐだ。

もうすぐ君に会えるよ。

何日も何日も 水も食べ物も口に入れないで、君を待ったおかげで

もうすぐ君に会える。

ねぇ、喜んでよ。

前と同じように、へらへら笑ってみせて。

そうしたら、僕はきっと救われる。

この どうしようもなく、憂鬱な世界だって 君と上から眺めれば

少しは綺麗に見える筈。

ねぇ...そうだろう?

だから、もう少し。待ってて。




僕には君しか居ないんだから。
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