Distance
□君の手
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見上げれば。
青く澄み渡った空。
その中を風が凪いでいる。
さらにその風に流されて雲は泳ぐ。
見下ろせば。
青々とした木々。
時折その隙間から除く色とりどりの花。
そしてその花たちが鼻孔をくすぐる仄かな香り。
とても気分のいい日和だった。
こんな素敵な日は、空を飛びまわりたくなる。
そして私は翼を広げた。
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