短編3

□はくしゅ
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君は、とにかくガードが堅い。

ボクはこんなにも君が気になって仕方ないのに。

隣に立つだけでも一苦労。



「…わ、ちょっと」



君はそれだけ言って一歩、ボクとは反対の方向に動く。

人一人分だけ空いたボクと君との距離は近いようで遠い。

少しだけ悲しい。

ただ隣にいたいだけなのに。

どうしてそれが叶わないのだろう。



「ねえ、ボクのこと嫌い?」














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