短編

□4代目はくしゅ
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2月のとても寒い空の下。

私とイツキは外の広い場所に出た。



「うー…、寒い」


「何言ってるの?ボクを呼び出したのは君でしょうっ!?」



私が身震いをすると、イツキに怒鳴られた。

確かにイツキをこんな寒い中外に呼び出したのは私だ。

少し怒っている様子だったけど、イツキの手を引いて足元の芝生に腰掛ける。



「…ちょっとっ!」


「なあに?少しくらい良いじゃない」



私がイツキにお願い、と頼めばイツキは困ったようにしてでも一緒にいてくれる。

そんな優しさに私はつい甘えてしまう。









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