NOVEL
□明日から【種後設定】
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先の大戦が停戦となってからもうすぐ一年。
人々は平穏を取り戻しつつあった。
車の中の二人も、忙しい日常を送ってはいたが、平穏な日々を過ごしている。
暇を見つけては、キラやラクス達の元を尋ねていた。
「明日は、慰霊祭の準備なんだ……」
ふと、カガリが呟くようにいう。
慰霊祭、というのは先の大戦から一年が経つ日に行われる式典。
「――…もう、それくらい経つのか。」
「早いよな。」
一年前の今ごろでは考えられない程、穏やかな時間。
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