TEXT・DREAM

□Prologue
1ページ/1ページ



感情なんていらなかった


そうすれば、こんなにも苦しい気持ちを味わうことなんてなかったのに



感情なんていらなかった


そうすれば、こんなにも切ない気持ちを味わうことなんてなかったのに



こんなにも貴方だけを想い、些細なことで心が震える夜を知らずに居られたのに



感情なんて……


「いらない」と断定できない自分が哀しい



儚い恋だと


愚かな恋だと


頭の中ではわかっているのに

        

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ