雑記

□僕と罪と君
1ページ/1ページ


雨が降る憂鬱に、2人だけの空間。
互いに意識等しなかった。
大概が、昔から共にしていたのだから。


「ねぇルルーシュ」
「何だ」
「遊んでよ」
「遊んでいるだろう」
「君と」
「言動が一致してないぞ、スザク」

読書をしながら答えるルルーシュにアーサーを遊び倒しているスザク。

「ねぇルルーシュ」
「何だ」
「髪結んでいい?」
「結べる長さじゃないだろう」
「でもしたいんだ、僕」
「ならやればいいだろう」
「…ルルーシュのばぁか」
「頭はお前の方が悪いけどな」
「…」

読書をするルルーシュと髪をすくスザク。

「ねぇルルーシュ」
「何だ」
「僕の事好き?」
「好きじゃない」
「…僕はこんなに、君を好きなのにずるいよ」

涙が目に浮かび、つんと刺激が絶え間無い。





「好きじゃない、だがそれを上回る感情がある」





「…え?」





「当たったら教えてやる。その無い頭で考えて来い」



出ていってしまうルルーシュにスザクは少し笑った。


君の言葉なんて分からないよ。

だって君は僕よりも沢山言葉を知っているし、頭もいい。

だから僕は君が思っている言葉なんて三流のくさい台詞しか言えないんだ。

だけど、ありがとう。

僕を慰めてくれて。

僕を考えてくれて。

僕を愛してくれて。





僕が彼氏なのに、これじゃぁ君が彼氏みたいだ。


大好きだよ、僕の男前な彼女さん。
 

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ