雑記

□半沢次長の日常。
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半沢←オカマ


銀行マンとして東京中央銀行に務める半沢直樹。彼は出世をして今では東京の営業第二部で働いている。


「これ、先ほどの書類です。」
「あぁ、ありがとう」
「半沢次長、
1番にお電話です。」
「誰からだ?」
「出れば分かると…」
「…名乗らなかったのか?」
「…その、分かるわって」
「…分かるわ?」
「…はい、男性ですが…」


半沢は男性がその様な女性の言葉を使っている人間を一人だけ思い浮かべることができた。


「…居ないと言ってくれ」
「了解しました」
「半沢次長!
2番にお電話です!」
「誰からだ?」
「出れば分かると…」
「…分かった、ありがとう」


半沢は溜息をついて受話器を取った。耳にそれを押し当てると机に肘を着いた。


「お電話変わりました、半沢です」
「あら、半沢ちゃん?
私よ、私。わーかーるー?」
「…国税局」
「あら嫌だ、私国税局じゃないわよ。それに、名前で読んで頂戴。
駿一って。」
「お断りします。それで、要件は何でしょうか。」
「時間が出来たから、半沢ちゃんの声が聞きたかったの。」
「それならば、また改めて此方からお電話させて頂きます。では、失礼します。」


半沢は電話を切ると鞄を持って外に行くと大きな声で告げて電話から離れた。


(朝から変なのに当たったな…)
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