小説

□たんぽぽ戦争・後輩&チョンチョン登場編
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こんにちは。吹奏楽部副部長の菅原真由です。
今、私たちはいつも通り、先輩たちがコツコツと集めてきた家電製品で快適な放課後ライフをエンジョイしています。

チュェ〜 チュェ〜 チュェ〜

そんな中、突如不気味な鳴き声が頭上から降ってきました。

「何事!?」
「キモッ!!」
「何の鳴き声!?」
「あ、チョンチョンだ」

四方から上がる悲鳴に近い叫び声。しかし、そんな中、一人だけ状況を理解している人物がいた!?

「チョンチョン?」
「んぇ? チョンチョン」

えー、コイツは私と同じトランペットを吹いている2年生の古川新といいます。古いのか新しいのか分からない名前のように、コイツ自信もよく分からない不思議なヤツなのです。

「チョンチョンって何だよ?」

こっちは、小西晴希君といって、千波と同じパーカッションをやっている子です。見た目からして、後輩って感じですかね。あくまで私の意見ですが。

「んぇ。チョンチョン知らないの?」
「そんなの、あっちゃんしか知らないでしょ」

そして、永戸蒼太君。由愛ちゃんと同じホルン担当の部の王子的存在です。あと、ちょっと、いや、かなり? 黒いです。

「そぉなの?」
「あぁ。だと思うぞ」

最後に宇津啓人君。テューバ担当の部内で数少ない常識人です。そのため、結構、苦労してるみたいです。
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