小説
□たんぽぽ戦争・天国
1ページ/4ページ
こんにちは。西村遥です。えーと、今回は花子の担当だったんだけど・・・ほら、ねぇ? 花子だとホゥとかHuuuとか奇声ばっかになっちゃって訳わかんなくなるじゃん? だから、ねぇ? 察してください。そして花子ファンの皆様ごめんなさい。
アタシは今、雲? みたいな一面真っ白な世界を漂っています。ってか、さっきまでアタシ部屋でイラスト書いてたような気がするんだけど。
あぁ。これは夢か。きっとそうだ。
「遥〜」
あれ? どこかからアタシを呼ぶ声が聞こえる。誰だろ? 聞き覚えはあるんだけどなぁ。やっぱ、夢だから頭が回らないのかな。
「遥ってばっ!!」
「うわっ!!」
気がつくとそこは、綿のようなものの上で、目の前には千波のアップがありました。
「あれ? 千波。それに真由、舞、心愛、花子、咲良。どうしたの?」
「また、あのチョンチョンとかいう奴のせいなんじゃない?」
「え? アタシ部屋で絵描いてたんだけど」
「アタシも。宿題やってて気づいたらココにいた」
千波もか。ってか、ココは一体何なの!?
「あっ!! 遥ぁ〜。ここに“天国”って書いてあるよ」
舞が変な立て看板を引っこ抜いた。ってか、せっかく立ててあるの抜いちゃダメでしょ。
まったく舞なんだから。
「どうなってるの?」
「ホゥ。天国だから死んじゃった〜」
「ちょ、花子っ!! 縁起でもないこと言わないの」