小説

□たんぽぽ戦争・Episode3
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はぁ。部室の森琴乃です。メンド・・・。
部室では・・・ドラムセットの辺りで後輩たちが旋律の無い曲を演奏しています。後、ときどき『部長達どこ行ったんだ?』『今日も合奏しないのか』的な視線を感じますが、無視しときます。

「琴ちゃん。おそくなってごめんね」

そこに、掃除で遅くなった部の姫的存在の藤原由愛ちゃんが来ました。ちなみに、担当楽器はホルンです。

「あ、咲良ちゃんも一緒だよ」

そして、一緒にトロンボーン担当の及川咲良も来ました。

「日直で先生に呼びとめられちゃったんだ」

ちなみに、咲良は千波や真由と同じクラスで、由愛ちゃんは私や遥と同じクラスです。

「ところで、遥たちは?」
「そう言えば、最近いつもいないね。遥ちゃんたち。どこ行ってるの?」
「さぁ? 奇襲じゃない?」
「奇襲!?」

ほらきた質問。メンド。どうせ遊びに行くなら、説明してから行ってほしいんだけど。

「よく分からないけど、危なくないよね?」
「たぶん」
「なら、よかった」

はぁ。これ以上、話が広がらなさそうなんで、千波にかえします。
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