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□セツナイアメノアジ
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──────来神学園

来神学園3年生の
折原臨也は
ある子に告白をした。

彼は女ではなく
男にをしたのだった、

これこそ

歪んだ愛の物語───



彼が好きになった男、

平和島静雄に出会ったのは
この来神学園に
入学した時だった。

彼、折原臨也は
最初はからかうつもり
でしかなかった、

からかうことしかできなかった

何故かと言えば、

男に恋をするなど
あり得ないし、
静雄はからかえば
それに反応してくる、

思いを
伝えようにも
伝えられなかった。

それが
現実と言うもの
だが、

それが
今日この日、
折原臨也は
真剣な眼差しで静雄を
見つめ、
告白をした、

もちろん
静雄からの返事は

「NO。」

だったのだが、

その日は
雨が降った。
いつまで経っても
雨は止まない。

その雨の味は
折原臨也にとって

「セツナイ味」

だった。


これは

歪んだ物語。
歪んだ愛の物語───


end...
 

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