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□君は確かに存在する
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「あー幽、久しぶりだな」

そう話かけたのは
池袋では誰もが知っている
平和島静雄だった。
幽と呼ばれたのは
これまた池袋で
誰もが知っている
俳優、羽島幽平が
そこにはいた。

「兄さん...最近
帰れなくてごめんね」

「いや、お前が
頑張ってくれてるんなら
いいんだ、((ニコッ」

そんな話を喫茶店で
している訳で、
平和島幽は騒がれると
大変だろうとサングラス
をかけている、
その喫茶店は
大きい窓ガラスが
広がっていて
2人はその窓ガラスの広がっている
カウンターの席に座っていた

「ねぇ、兄さん」

「ん?何だ幽」

「あそこにいるのって...」

そう言って指差した
方向には折原臨也が
目の前にいたのだった。

「あぁ゛?」

折原臨也はこちらに
気付いた様で
喫茶店に入ってきた。

「やぁ、静ちゃん!
偶然だねぇ♪笑」

そう軽快に言うのだが
静雄からの返事はない

「あれれ??
どうしたの静ちゃん
静ちゃんには話す口も
ないのかなぁ??」

と言うが
静雄の返事はない。
だが静雄の頭には
血管が薄ら浮き上がっているが
怒りは押さえているようだ。

とその時

「よぅ。静雄に臨也に
静雄の隣にいるのは...??」

「お、よう。門田じゃねぇか
隣にいるのは、まぁ、友達だ」

そう静雄に話しかけてきたのは
調度喫茶店に入ってきた
門田京平だった。

「そうか、んじゃまた...」

「ちょっと待ってよ
静ちゃん俺ここにいるよ
ドタチンとは話すのに
俺とは
話してくれないの!?」

「そこで何で俺が出てくるんだぁ?」

そう門田は言うのだが
臨也は聞いていないようで

「俺ここにいるよ!!」

と言いながら
門田を操って
手を使い足を使い
どうにか静雄と
話そうとするのだが
静雄は話そうとしない。

「なぁ、幽
今日は穏やかだな...」

と話しをしている。

「んじゃ俺行くわ。」

「おぅ。」

そう声を掛け
喫茶店をあとにした。

その後また調度喫茶店に
竜ヶ峰帝人、園原杏里
紀田正臣がやってきた

「うぉ、臨也さんに...
静雄さん....!!
じゃないっすか!!!」

と気付いた紀田正臣が
話し掛ける。

「よぅ。紀田。」

「やぁ、紀田クン♪」

正臣は苦笑しながら
臨也と静雄に恐る恐る
話し掛けた。

「ほら、また!!!
何で俺とは話してくれないの!??」

「どうかしたんですか?
臨也さん...((苦笑」

と問い掛けると

「いや、静ちゃんが
俺と話してくれない
んだよ...泣」

「なら話さなくて
いいんじゃないですか..??((苦笑」

そう言うと

「だってー」

とだだをこねるように
小学生のような文句を
言って拗ねてしまった。

「んじゃ
俺達帰りますね、」

「おぅ。じゃあな。」

そう言って
3人が帰るのを
静雄は軽く手を振って
見送った。

「何で俺とは話してくれないのさぁ!!ぷんぷん!!」

「ったくよぉ...
何で俺が話さないか
分かるか。
手前と話しすると
虫酸が走るんだよ...!!」

「はぁ...
静ちゃんがようやく
話してくれた....!!!!
俺の愛が届いたんだね!!!」

「だから
きもいって言ってんだろ...!!....」

「本当は俺と話すのが
恥ずかしかったんでしょ??」

「んな訳....」

こんな話が一時間
近く続いたのは
また別の話.....



end...
 

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