Deep Story
□Stay with me tonight
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「風邪ひいて弱ってる時になんて最低だよな」
寂しそうな表情のユノ。
「…ユノ…」
キスしたかった。
でも風邪ひいてるから、移しちゃったらつらいから出来ない。
なんて考えてたら、ユノからキスされた。
唇に。
「ダメじゃんっ」
つい、ユノの胸を押した。
「…ジェジュ…ごめ…」
「キス嬉しいんだよ…風邪移ったらどうするんだよ」
「ジェジュのなら移されても構わないよ……」
ちゅっ。
ちゅっ。
最初は触れるだけのキス。
どんどん深く。
ユノの舌が、俺のに絡み付く。
逃げても追いかけてきて…。
頭がぼんやりしてくるぐらい、ユノとのキスは気持ちよくて好き。
ゆっくりと解放された唇。
名残惜しい…
「ジェジュ…大丈夫か?」
優しく髪を撫でて、心配そうな瞳で俺を見つめる。
「キスでうっとりしてた(笑)」
俺も上で跨っているユノの頭を撫でる。
ユノは、ふふと微笑んでこう言った。
「じゃあ…もっと俺にうっとりして…」