夢小説(題未定)
□第九話
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「祐希だっていつも眠ってるよねー?」
自分のこと棚に上げるなっ!!
「っていうか姫いつも授業中起きてるのにどーした?」
千鶴はそう言って飴玉を口にする。
「夜更かし。」
「もしかして姫!エロっちい本とか読んでたの〜?」
「んな訳あるか!!」
中身は女の子なのにっ。
「姫?早く寝ないと育たないよ?」
「遠回しにチビって言うなーっ!」
次また同じ事したら倍返しするからね、と私は言い残し自分の席について次の授業の準備をする。
古典の時間。
またもや睡魔が私を襲う。
くそー!今日の睡魔レベル高すぎ!
うつむせになっちゃおうかな・・・。いやいやいや、あの二人にまたやられちゃうし・・・。
チラッと二人の様子を見てみると・・・。
二人共眠ってるし!!
こらこらこら、授業中眠っちゃいかんって言ったのはどこのどいつだよコノヤローっ!
よし、こうなったら反撃開始。
「んー、このノートでいっか。」
目立たないように、ゆっくりと三枚紙を破る。そしてさっき千鶴が投げた加えれば・・・。
よし、完璧。
あとは先生が黒板の方に向いた瞬間に投げれば・・・。
するとタイミングよくこーちゃん・・・東先生が黒板の方へ向く。
そのチャンスを見逃さず、まずはゆっきーに思いっきり投げる。