夢小説(題未定)
□第七話
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一時間目が終わり休み時間に入った。
再びオレの席の周りにはクラスメイト、っていうか他のクラスの奴も集まってきた。
「ねぇ、く、栗原くんってかっこいいよねっ。」
「何お前逆ナンしてんだよー。」
「うるさい!」
ある女子が男子にからかわれ頭を手のひらでパシンと叩いた。
「お前にナンパされても栗原は嬉しくねーって、な?」
「は、はは・・・。」
苦笑いしか出来なかった。
「あんたのせいで栗原くんが困ってるでしょーが!」
そう言って別の女子が今度はグーで頭を殴る。
「いってー!」
「自業自得っ。」
すると隣の方から声が聞こえた。
「間宮、ごめん。」
「あ、松岡。どうしたの?」
「教科書貸して欲しい・・・って何だ、この人だかり。」
・・・・・・・・・今の声って・・・・冬樹・・・か?
オレは気になり、周りに集まってきている奴らの隙間から除いてみる。
「今日転校生が来て、それでみんなはしゃいでるみたい。」
「ふーん、女?」