夢小説(題未定)

□第九話
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あー、眠い・・・・。
数学の授業なのに・・・!
苦手なとこなのに・・・!
・・・・・・・もー我慢できない、眠る!!

心の中で断言しうつむせになった時、左の方から千鶴とゆっきーの会話がこそっと聞こえた。


「ちょっと見てよゆっきー、姫がうつむせになってるよっ。」


「あ、ホントだ。」


「よし、起こしてやろうぜ!」


何こそこそしてんの・・・。
ってか、起こすってどうやって起こすんだ?
まぁ、いいや、眠っちゃおう。

そして、私が眠りにつけたと思った5分後。
ポンっと頭に何かがあたる。

ん?なんだろ・・・。

念のため頭のてっぺんを触ってみるけど何も無い。

まぁ、いいか。

再び眠りにつこうかと思ったら今度は頭と背中に何かがあたった。

もー何!!
何なのさ!

ムキになって勢いよく体を起こす。
先生がそんな私を不思議そうに見た。
しまったと思い直ぐに視線をノートに移す。
そしてよく周りを見ると、ノートを丸めたような物体が三つ・・・。


「・・・っぷぷ。」


・・・・・・ぷぷ・・・・?

何で笑っているのか声の主、千鶴の方を見てみると、私をチラチラ見て笑っていた。

あいつー・・・・・!!

休み時間。
ノートの丸めた物体を持って真っ先に千鶴の席に行く。


「コレ投げたの千鶴でしょ。」


「授業中眠る奴が悪いっ!」


「そうだよ姫。授業中眠ったらダメだよー?」
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