DetectiveConan

□遊園地 快新
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ある晴れた日、快斗と新一はとある遊園地に二人で来ていた。
その訳は3日前の工藤邸での出来事にさかのぼる。





その日新一は父、優作の書斎でお気に入りの本のうちの1冊を読んでいた。そこへ母の有希子がやって来た。

「あ、新ちゃんやっぱり此処にいたのね☆彡」

有希子は言いながらパタパタと足音をたてて新一の座る椅子に近づいた。

「あのね、新ちゃん。明日からまた仕事で明明後日の夜まで帰ってこれないのよ・・・・・_____」

新一が返事をする前に話始める。

「_____・・・・・それでせっかく優作さんと行くはずだったんだけど新ちゃんと快斗クンとで行ってらっしゃい」

快斗の名前がでて思わず吹き出した。

「はぁっ?!!なんで快斗!?つか、どこに行くって?!」

「あら、新ちゃん聞いてなかったの?遊園地よ!遊園地快斗クンとは小さいころから知り合いなのよ〜?」

「そうじゃなくてっ・・・!!」

「それじゃ、今から仕事だから^^」

有希子は自分の言いたいことだけ言いチケットを置いて書斎を出て行った。



***



その後、快斗にいちおー相談して現在に至る。




「はぁ〜・・・・・」

新一の口からは相変わらず溜め息しかでてこない。

「しぃ〜んちゃぁーん・・・せっかく遊園地に来たのにそのくらぁい顔は何?」

「は?フツーこういうところは子どもかカップルが喜ぶんじゃねーの・・・・」

「えーっ、俺等もカップルだよっ」

快斗の言葉にギロリと新一が睨む。

「あー・・・・・ゴメンなさい;;;」

快斗は背筋が一瞬凍ったきがした。。。




遊園地にはいろいろなアトラクションやキャラクター達が踊って歩く人気あるパレードがある。

そのどれもが華やかで小さな子どもからしたらまさに夢の国という場所だろう。

快斗はいく先々で「あれ乗ろ!」といって新一の手を引っ張る。

その姿を見ていると自然に新一の頬が緩るんだ。


空がだんだん暗くなってきた。

それなのに快斗のテンションはまだまだ上昇中である。

「遊園地っていえばやっぱりお化け屋敷だよね

どこからそんな発想が浮かぶんだと思いながら新一はスルーする。
が、快斗は気にせず手を引いてお化け屋敷へと向かった。


暗く不気味な道を進む。

新一にすれば怖くも何も無いのでいちいちリアクションをとる快斗置いてスタスタと歩く。

そんな快斗から出口付近で後ろから声をかけられた。

「新ちゃん・・・反応しないと可哀想だよ〜?」

「知るか・・・くだんねぇ。捨ててくぞ快斗。。。」

「えーっ・・・・・待ってよ〜」

言葉とは別に快斗の顔はイタズラを考える子どものようににこやかだ。
新一はまだ気付かない。

快斗はそっと新一に近づいて冷えてしまった手を首筋に当てた。


「ふぇっ?!!」

新一がすっとんきょうな声上げて振りむいた。

「いっやぁ〜可愛いね新一

その後真っ赤になった新一が何をしたかはまた別の話。





Fin
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