DetectiveConan

□Are you OK ?
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「あれ、新一風呂入んの?」

「え、嗚呼‥‥‥」

「俺も一緒に入っていい?」

「やだ。」



えーっ、即答〜?なんて残念そうに言っているのは最近俺の家にちょくちょくやってくるというよりは住み着いている黒羽快斗だ。

といっても俺ん家は両親共々、海外に仕事で飛び回っていて殆ど帰ってくることはないから実質的には俺1人。

もう1人増えたからといって工藤宅は狭くなることはないがこう毎日帰るといたり、読書して自室から出るとひょっこり顔を出すものだから不思議でしかたない。



「ね〜、新一ダメなのー?」

「快斗と入ってもいいことねーから、」

「そんなことないって」

「そんなことあるから嫌だ。」

「いけずーっ」

「うっさい」



バスルームへと続く廊下を快斗と2人で言い合いをしながら歩いていく。

快斗は諦める気はないらしく、しーんいちーと名前を呼んでくるがこの際無視を決め込む。
スタスタ、と脱衣室に入って快斗が入る前にドアを閉めて鍵をかけてしまう。



(よし、これで大丈夫だろ。)



上に着ていたものを脱いで籠に放り込む。
一応は鍵をかけた訳だし大丈夫なはずだよな‥‥‥と考えていたら甘かった。

気が付いたら後ろから快斗に抱きしめられていた。



「ちょっ‥‥おまっ‥‥‥んで、いんだよ?!!」

「んー?新一の肌が触りたかったから‥‥かな?」

「‥‥‥‥っじゃなくて、どうやって入ったんだって意味だ!!」

「ひ・み・つ・!」



そう答えると快斗は鏡ごしにニコリと笑った。
そして新一の二の腕らへんを撫でたり摘んでみたりしている。



「バーロ、秘密じゃねーだろ快斗っ!答えになってねぇだろうがっ」

「新一の肌て柔らかいし綺麗だよね〜」



放してもらおうと抵抗するがびくともせず、話しはスルーされてしまう。



「ぷにぷに〜」

「おぃ、こらっ、聞いてんのかよっ!」

「聞いてるけど?」

「聞いてないだろうが、」

「しかもスベスベ」



いくら快斗に言っても話をまともに聞かない。大体が流されてしまう。
仕舞には怒りを通り越して呆れに変わってしまった。



「はぁ〜‥‥‥」

「どしたの?新一」

「放せ、風呂入らせろ」

「どうしよっかな〜」

「‥‥‥‥‥‥‥」

「ね、俺も入っちゃダメ?」

「駄目。」

「そっか‥‥‥じゃこれで我慢するから早く戻って来てね」



これで我慢する?何を言ってるんだ。
そう思っていたら首筋の部分甘い激流が走った。



「‥‥‥っ///」

「それじゃごゆっくり〜」



快斗はそれだけを言い残すとさっさと去っていってしまい残された新一は鏡に映った自分を見ると、
首筋には紅い花弁が咲いていた。



(快斗、後で潰す)



その後快斗がどうなったかはまた別のお話。




Fin.
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