リボーンの部屋

□カエルと王子の恋の唄
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ミーがカエルの帽子を被る理由

ムカツク先輩にかぶらせられてる
この、変だし重いカエルの帽子
「センパイー、ミーはこんな
  変な帽子をかぶるの嫌ですー」
「文句いうなアホガエル!!」
嫌そうに、出来るだけこの帽子が
気に入っていないだけの様にいった
ミーがこの帽子をかぶりたくない
本当の理由は
だってセンパイこれ前任の術師の
ペットをモデルにしたものじゃないですか
ミーとその人を重ねてみてるんですか?
聞きたいけどそう、認められるのが怖いし
もし違うとセンパイが言おうとも
こんなものかぶらせてる時点で
思い入れがあるんじゃないですか…
理由はまだある。
コレをかぶっているとセンパイはミーの事
「カエル」とか「アホガエル」とか呼ぶ。
センパイに呼んで貰えるのは嬉しいけど
センパイが呼んでるのはミーじゃなくて
この被り物のことじゃないですか。
なんで、どうして、ミーの名前を
呼んでくれないんです?
それに、こんな大きなかえるの帽子の
せいでセンパイに触れにくいです。
もしかして、
センパイはミーが未熟だといいたいんですか?
じゃ、ミーは頑張ります。
前任のセンパイを超えられるように。
名前を呼んでもらえるように。
触れるのを許されるように。
本当は、とても嬉しかった。
センパイに貰ったものだから。
でも、カエルの意味をしってから
『嫌そうにしてた』からミーは
『本当に嫌だ』と思うようになった。
大嫌いっていいながら、
本当の気持ちは大好きで
そんな嫌いな被り物
被る理由は先輩がくれたものだから。
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