リボーンの部屋

□人魚秘
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骸視点

僕八生マレ夕。
他とは違う。幸せな海(ところ)に生まれた
筈、
なのに…
<ミンナ>は、仲間と思っていたって、
すぐに裏切った。
あぁ、この世界を僕の手で変えよう。
そう思って僕は何回も僕の住む世界に
挑んだ。
だけど、幾らやっても
失敗。失敗。失敗。失敗。失敗。失敗。
そして、このおかしな世界でこれは大罪。
その度、親はもみ消していた。
そして、僕はここの者としては人に顔を
見せるな、といわれるようになった。
そして、僕は海の上の方に行き、
陸を見ていた。陸では、「綺麗なもの」が
たくさんあって、好きだった。
そして、うっかりある日いつものように
陸をみていたら一人の黒髪の男が僕の存在に気付いた。そして、此方に近寄って来た
「ねぇ、君何してんの?海の中で」
僕は困った。だから、人間のふりをし、
「ええと、海が好きで潜ってただけです」
「ふぅん。」さして、興味もなさそうに、
黒髪の男はさっていった。
「(何だったん、でしょう?)」
「(人間としては、違和感があったような気がするな…気の性だろうか?)」

そして、何故か僕は彼と度々あった。
そして、話すごとに仲良くなっている様な気がした。ある日、彼はこんな話をした。
「人魚姫」という童話の話。
そして、こうつけたした。
「でも、僕は声を失って人間になれるなんて充分幸せだと思うよ。だって、人魚姫は人生が呪われているんだから。」
「…そうなのですか……。」
僕は、でもいつの間にか話すうちに貴方に恋心を抱いていた。もし、人間になれば
僕も幸せになれるのでしょうか?
そして、彼にあくる日こう言われた。
「ねぇ、好きだよ。」
「…!!」
僕はすごく嬉しくてすごく悲しくなった。
だって、僕は「人魚」で呪われている、
人魚の「姫」なのだから。
「…僕は、例え声を失うとどんな君でも、好きだよ。君、人魚なんでしょ?」
「僕も、…………好、き、です…………」
「そう。でも、せっかくなら何も失わないで欲しいけれど。」
そして、僕は海に戻り、不思議な力を持つ小さな人魚の女の子と出会う。
そして、僕は頼んだ。人間になる薬を…
すると小さな人魚の女の子は、
「きっと、貴方は私と同じ。悲しみの中で生きて来た存在。私で良かったら、ご協力致しましょう。」蒼い髪の小さな右目を、怪我した人魚は最後に一言いい残した。
「人間になるとはいえ、あなたは人魚の血をひくもの。この海に入れば人魚の姿に、戻るでしょう。貴方が失う者は何一つありません。だけど、一つ。もう二度と私には会おうとしてはいけません。」と言ったー
そして、僕は幸せな日々を暮らしたー。
ただ、1つ小さな人魚の事を残して。
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