*ツナツナ*


□Cielo×2 @
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あの時までは………
あの時までは何もかも一緒だったのに……


                              



俺は沢田綱吉。
どこにでもいる普通の男の子だ。
少し違うところといえば、鋭過ぎる勘かな??

「ツナ兄ー、早くー」

「ごめっ!!もうちょっと待って!!」
「早くしないと遅刻しちゃうよー」
「うわぁあ!!」

すごい勢いで階段から落ちてきた俺のお兄ちゃん、沢田ツナ。

「大丈夫ー!?」

「痛ーっ...あッ、時間!!」

「うん、ヤバいよ??」

「なんでそんな余裕そうなんだよ!!早く行こ!!」

「別に俺はツナ兄より足早いから大丈夫だけどー」

「遅くて悪かったなっっ!!」

たわいもない会話をしている俺達は10歳で双子だ。
今日も見事なダメっぷりを見せるツナ兄に後ろ走りで声をかける。

「ツナ兄ー??」

「なっ…なんだよっ…」

ちょっと走っただけなのにもう息切れてる……体力無さすぎでしょツナ兄……

「隼人と武もう行っちゃったかなぁ??」

「どうだろ…行っちゃったかな??」
「よっ!!」

「おはようございます。お二方!!」
そこに2人が来た。よかった、行ってない           
「おっ、おはよう」

「おはよ、隼人、武」

「大丈夫か??ツナ??」

「だめ…」

「武、ツナ兄のことおぶってくれない??このままじゃ遅刻しちゃうから」

「よし!!任せとけ!!」

このままだと本気で遅刻すると考えた俺は武に頼むとツナ兄は半ば無理矢理おぶられる

「わわっっ!!」

「よしっ!!行くぞ!!」

「うん」

「行きましょう!!」

4人仲良く登校する。そんな毎日が続くと思ってた
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