しゃららん

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「ふぁぁ…ッ」
「…眠いんスか?」

「あ、うん。ちょっとだけ。…ごめん」



光の前であくびをしてしまった。別に悪いことじゃないけど、好きな人の前ではあまりあくびをしたくなかった。






「そうだ!今日、光の誕生日だよね?おめでとうっ!!」
「あ、ありがとう……ございます…っ」

そう言ってうつ向く君が愛しい。……あ、光 照れてる。






「どっか行きたいとことか、欲しいものとかない?」


んー…としばらく考えてる真面目な横顔も愛しい。…光、貴女のお父さんとお母さんが愛し合って、今日君が産まれたんだね。『光』って呼べるのも両親が付けてくれたおかげだし、なんだか不思議だね。

私も君と愛し合って可愛い子どもが出来るかな? 将来 私たちの子どもが誰かと恋をして 私みたいに感謝の気持ちを持ってくれるかな?





「先輩、寝ましょう」
「えっ?どこにも行かないの?」
「はい。俺は先輩と一緒に寝たいんで。……あ、いや、性的な意味じゃなくて…昼寝みたいな…」

「ふふっ…うん、いいよ。寝ようか」











おやすみ 愛しいきみ。


( 先輩、夢に出てきてな…? )
( 光もね? )









Thanx...『ピアスにあまーい愛を』 さま
100719 hiroco


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