Text

□love each other
1ページ/3ページ





「焔椎真、ゲームしよう。」


そう言って九十九が焔椎真の部屋にやってきた。


「んなもん、一人でやれよ。」

「一人じゃ倒せない敵がいるの、お願い!」


焔椎真が困惑した顏で俺を見る。


「…いいよ、またあとでね。」

「ゴメン、愁生。」


俺は微笑を浮かべ、焔椎真の部屋を後にした。




…と同時に、愁生の中で黒い感情が疼く。

焔椎真は俺だけのものなのに。
他の奴と話してほしくない。
俺だけを見てほしい。


俺だけの、俺だけの…。

そんな感情は止むことがなかった。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ