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□薔薇色薬
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僕が千紫郎にキスをすると、千紫郎はキョトンとしていた。
でもすぐに何かに触発されたかのように僕の熱に手を伸ばした。


「あっ…はぁ…んぅ、ぁ…」

「気持ちいい?黒刀。」

先端をグリグリと指で刺激される。
白濁の欲望が溢れるのが自分でも分かった。

「ぁ…ッ、も、イきそう…ッ」

「ン…早いね…いいよ。」


そう言って千紫郎はそれを口に含み、一気に攻め立てる。

千紫郎の口腔は思ったよりも熱くて簡単にイってしまった。

「ハァ…ぁ、千紫郎…」

いつもはここで果てた後特有の倦怠感があるはずなのに、欲は収まることを知らず。

もっと欲しい。
身体の奥からまた熱が込み上げてくる。

「…千紫郎」

力の抜けきった声で名前を呼んだ。

「…ッ、黒刀…そんな顔したら…」

千紫郎が僕を強く抱き締める。


「中…入りたい」

「うん…ん…」


呼吸を奪うような激しいキス。
僕は千紫郎の首に手を回し、より深い角度を求めた。

離れる時にわざとらしい音を鳴らして、至近距離で見つめ合う。

「せ…んし、あっ」

内側に大きな圧迫感。
千紫郎の指が僕の愛液によってスムーズに入っていく。

「ッ…やぁ、手…」

「ここ…恥ずかしい?」

そう言いながら入ってくる指はどんどん増えていく。

「ふ…な、んか…ぁ…ッ!」

僕の感じやすい所を執拗に攻め立ててくる。
我慢できずに僕は二度目の絶頂を迎えた。

「ずるいな…黒刀ばっかり気持ちよくなって」

「だったら…挿れれば、いいだろ…」

「言われなくても今から…、っ」


千紫郎のモノが僕の中に入ってくる。
指とは違った感じに、僕は矯声を上げた。

「あっ、ん…は、あっ、や…ぁッ」

「んっ…痛く、ない?」

「ぅ…ハァ、も、っと…ハ…あぁ!」

「黒刀っ…好きだよ」

「僕も…あっ、好き、千紫…ろ…愛してる、っ!」




 
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