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□光と闇
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月読は夜、すなわち月の光と漆黒の闇を支配する。
だが月は人々を照らすために在るのではなく、闇を縛るために在るのだ。
全てが闇に染まらないように。
神の姿はかりそめの姿。
内なる闇を隠すための、姿。
闇が暴走しないように抑える、光の殻。
月の光が消えたとき。
闇が全てを覆いつくしたとき。
偉大なる月の神は、恐ろしい夜の鬼へと化すだろう。
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