短編夢小説

□静たんっ!
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「静雄〜♪」

「ユメさん・・?」

今日は俺の誕生日。
この前まで親父と住んでたから、忘れかけてた誕生日だ。

「静雄っ!今日って、静雄の誕生日だよね」

「そうだけど、どうしたんだ?」

「誕生日プレゼントあげようと思って!」

ぇ、マジで・・・?
やべぇ、すっげぇ嬉しい。
ユメさんになら何貰っても嬉しいけど、・・・ぁ〜、テンション上がるっ!

「本当かよ・・・」

「ホント!静雄の為に頑張ったのよ!」

「頑張った?」

「おぅ!・・はい、これ」

ぽん、と渡された包装されたそれ。
何かは分からない。嬉しいけど、・・・嫌な予感がした。

(俺の勘って、結構当たるんだよな・・・)

臨也が前に言ってた。
この勘が当たらない事を願うわ・・・。

カサカサと包装を外していく。

ぁ、ちなみに現在は俺の部屋です。
つまり・・・ユメさんの部屋でもあるんだよ。


「・・・これ、なに」

「ん〜、大人の玩具?」

「・・・恋人の誕生日に贈るものではねぇだろ;」

「いいじゃん。俺が仕事の時とかの、自慰用の玩具っ!」

「ヤらねぇよ・・。俺を何だと思ってんだ」


「俺限定の淫乱ちゃんv」

「殺すぞ、テメェ^^」


否定的な言葉を吐いたが、実際問題・・・俺はユメさん限定の淫乱ではある。
アンアン喘いで、善がって・・・淫乱じゃねぇか、俺。
ただ、自慰行為はしません。した事ねぇよ。

「自慰なんてするかよ」

「ぇ〜・・・」

「ぇ〜、じゃねぇよ。ユメさんとしかシたくねぇ」

「自分でヤるだけだよ?何で?」



「自分でも嫌なんだよ。ユメさんがいないと嫌だ」



「・・・つまり、俺の前だったら自慰出来るって事?」

「ぇっ、・・・ぁ、ちがっ!」

「ほ〜、視姦してほしいと?ド淫乱だな」

「ちげぇよ!!あのっ、・・今のはちょっとした間違いっ・・!」


「いいから、ヤりな」

「っ、・・・ぅ〜・・」


何で拒否しないんだよ、俺はァ・・・!!


===========================


「ぅ、ぁ・・ぁあっ・・んっ、・・」

「・・・うん、絶景だね」

変態野郎、と叫びたいが・・・快感のせいで言葉が出ない。

「ひっ、・・ぁああっ!・・や、らぁ・・イっちゃぁ・・」

「イきなよ。見ててあげるから」

「ふぁっ、・・ぁあんっ・・ひゃぁああっ・・!!」

びゅるり、と顔にまでかかってしまった精液。
後ろに倒れかけた所で、ユメさんに支えられる。

「大丈夫か?」

「んっ、・・だぃ、じょ・・ぶ・・・」

「そうか・・・。んじゃ、後ろもヤってみようか^^」

「・・・鬼畜」

「うるせぇ」

ひょいっ、と持ち上げられ、ベッドに移動する。
自慰をしてたのは、ユメさんの愛用の椅子の上。
嫌だって言ったのに・・・「ここでヤれ」と黒い笑みで言われてしまったのだ。

ベッドに到着し、抗う事も出来ずユメさんの足の上に座る形になる。

「ぁ、ぇ・・・ユメさん・・?」

「ここでヤってごらん?」

「ゃだっ・・恥ずいし・・・」

「大丈夫。静雄なら出来るから」

頬にキスされ、仕方なしに後ろに指を回す。
ひくんっ、と痙攣したのを直で感じてしまい、顔が熱くなる。
ユメさんが楽しそうに見てるのを感じて、羞恥で死にそうだ。

「っ、・・ゃ、ぁ・・んっ・・・」

「・・・可愛いv」

「ふぁっ、・・ゃらぁあ・・・んぁっ・・!」

きゅぅ、と空いてる方の手でユメさんの服を掴む。
自分でヤって感じてるのが恥ずかしい。
ユメさんに見られてるのが恥ずかしい。

全部、恥ずかしいっ・・・!

「ユメさっ、・・もうやらぁ・・・」

「ちょっ、・・マジ泣きしてねぇか!?」

「ひっく、・・・ユメさんがシてよぉ・・俺やだぁ・・・」

「・・・自慰やだ?」

「やだぁ!」

呆れた様に笑うユメさんに抱きつく。
本気で恥ずかしいから、顔を見られたくない。

「分かったから、ヤってあげる」

「ほんと・・?」

「おぅ。今日は静雄の誕生日だしなv」

「・・・誕生日に、羞恥プレイすんなっ・・」

「ごめん、ごめん」

くちり、と音を立てて、ユメさんの指が入ってくる。
自分でヤるよりも気持ちよくて、思わず力が入ってしまう。

「静雄、痛い。力入れすぎ、痛い、痛い」

「ぁっ!?・・・ご、ごめんなさい・・」

「別にいいけどよ。・・・ぁ、薬飲んどく?」

「すぐには効かないだろうが。・・・寝転ぶ」

ぽふん、とベッドに寝転ぶ。
クスクスとユメさんが笑ってたけど、別にいい。
この体勢じゃねぇと、ユメさんが怪我するし・・・。

「ふぁっ、・・ゃ、ぁあっ・・・んぁああっ・・」

「気持ちいい?」

「ひゃんっ!・・・はっ、・・きもひ、いぃ・・」

グチュグチュと音を立てる自分の孔。
ユメさんに指挿入れられただけで、こんなに濡れちまうんだ・・。
まぁ、嬉しいっちゃ嬉しいが・・・恥ずかしいな。

「んっ、・・ユメ、さぁ・・挿入れてぇ・・・」

「あぁ。・・・これ、挿入れてあげる」

ユメさんが取り出したのは、さっきの玩具。
結構太めだけど、大丈夫かな・・・。
ぶっ壊れたりしねぇかな?・・・玩具じゃなくて、俺が。

(感度高いんだよなぁ・・・)

「はーい、挿入れまーす」

「もっと色気出ねぇのっ・・・ぁあああああんっ!!」

「大丈夫。静雄が色っぽすぎるからv」

ずぷんっ、と一気に全部挿入れられた。
四つん這いの体勢だったが、衝撃に耐えられず倒れてしまう。
ケツを突き出す体勢になっちまって、恥ずかしすぎる・・・!!

「ひゃっ、・・ぃぁああああっ!・・ゃらっ、・・ひぁああっ!!」

「静雄・・・」

「もっ、らめぇ・・!!イっひゃうよぉぉおおっ!!」

勢いよくベッドに噴射するそれ。
ユメさんが支えてるから、体勢はそのまま。

・・・マジで壊れる。つか、壊される。

「むりぃ・・・、もうやらぁ・・」

「俺がまだ見たいから嫌v」

「ひゃぅっ、・・もうだめぇええっ・・!!」


===========================


「誕生日にこれはねぇ」

「ごめんなさい」

誕生日にヤりすぎて腰砕けとか最悪だ。
明日、どうすりゃいいんだよ・・。臨也ん家に行かなきゃいけねぇんだぞ。

臨也達がプレゼント渡すって言ってたから。

「・・・ごめんね、静雄」

「許さねぇ。絶対許さねぇから」

「ごめんなさ〜い;;」

床に頭をつけて土下座するユメさん。
さすがに罪悪感が出てきたが、どうやって許してやろうか・・・。


・・・ぁ、いい事考えた。


「なぁ、ユメさん」

「はい?;;」

「今から言う事してくれたら、許してやるよ」

「な、何でしょう?窓からぶん投げるとか・・・?」

「俺を何だと思ってんだ。・・・ぁ〜、」




「キス、してくれねぇ?」




どうせだし、誕生日くらい我侭いいよな?




「・・・そんなのでいいの?」

「だって、プレゼント・・・ユメさんが得するやつだったし」

「ぅぐっ・・・」

「なぁ、いいだろ?」

「・・・しょうがないなぁ」




まぁ、その後・・・また食われたのは言うまでもない。



「誕生日おめでとう、静雄」

「ありがとう、ユメさん」



=あとがき=
誕生日おめでとう!
つか、一日遅れてしまった・・・!orz
本気で凹む・・・。

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