君達が居る学園
□誰?
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目覚まし時計が、部屋に鳴り響く。
「うるさい……」
目が覚めた私は、机の上にある、目覚まし時計を止めた。
昨日は眠れなかったな。
あれこれ、あの人達の事を考えすぎたんだ、きっと。
そんな事より、朝食を食べにいこう。
そう思い、リビングへと、向かっていく。
「おはよう」
行ってみると、元気なお母さんが現れる。
「おはよう」
返事をした後に、テーブルを見た。
少し焦げてしまった食パンと真っ白な牛乳がある。
「食パン、焦げてるよ?」
「大丈夫、食べれるから」
いつもと同じ会話に、ついつい笑ってしまった。
それと同時に、昨日の件は夢だったのかもしれない。
と、心の中で、そう思ってしまった。