子育て奮闘記

□発覚!!
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高三の冬休みに入ってすぐ

恋次とクリスマスを過ごす為に、瀞霊挺にやって来た。

は…いいけど

まだ勤務中だっていうから

なんとなく技術開発局へ足を向けて

そこで ばったり会った阿近さんに勧められるまま

お茶を飲んだのが全ての始まりだったんだろうと思う…。



俺と恋次は

まあ…言わば恋人同士だ。

クリスマスを一緒に過ごす。

すなわち

一晩泊まるとなれば

当然

やることはやる訳で…

それなりの想い出を作っただけの聖なる夜だったんだけど…な…


それは

高校の卒業式の少し前に発覚した。

「気持ちわりぃ…。」

学校へは

もう卒業式の日しか行く事がなく

ダラダラと過ごしていたのがいけなかったのか

その日は、朝から身体がダルくて

少し微熱が続いていた。

「なんだよ…風邪か?」

非番だった恋次が

ベッドにうつ伏せになって唸っている
俺の顔を覗き込むようにして言う。

「分かんねぇ…。
とにかく、ダルくて気持ちわる……。」

恋次に答える為に
少し顔を上げてしゃべってる途中に

急激な吐き気が襲ってきて

「一護!?」

心配する恋次を突き飛ばしてトイレに駆け込んだ。
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