妄想列車3号

□お勉強
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【お勉強】

野分;ヒロさん、俺どうしたらいいんでしょう?

弘樹;どうかしたのか?

野分;はい。

弘樹;何だ?仕事のことか?

野分;いえ、直接仕事とは関係ありません。が、仕事に支障をきたすかも。

弘樹;え?大変じゃないか!…具合でも悪いのか?

野分;あ〜、一種の病気ではないかと。

弘樹;野分!お前、病気なのか!診察して貰ったんだろうな。どこだ?どこが悪いんだ?俺は何をすればいいんだ?

野分;・・・・・そうですね。

弘樹;何でも言え、俺に出来ることなら何でもするぞ。

野分;いや〜でも、ヒロさんには・・・

弘樹;俺にだって出来る事ぐらいあんだろ。まさか、もう、手の施しようもないくらい酷いのか?あ、あ、後何年の命だ?なあ、野分、駄目だぞ。絶対、俺より先に逝くな。

野分;ヒロさん、死にませんよ俺。

弘樹;だったら何なんだよ!

野分;あの、ヒロさん、すみません。

弘樹;何が!

野分;嘘です。

弘樹;はあ〜?

野分;ヒロさん

弘樹;・・・・・

野分;ヒロさん

弘樹;・・・・・

野分;ごめんなさい

弘樹;・・・・・

野分;ヒロさんがそこまで考えるなんて思わなくって・・・俺

弘樹;俺を馬鹿にしてんだろ

野分;いえ、そんなことないです。馬鹿になんかしてません

弘樹;ホントか?

野分;ホントも何も、俺はヒロさんを尊敬してますし、可愛いって言うのもヒロさんを愛しいと思うからで

弘樹;ぷっ、お、俺は、ほ、本気で、心配、・・・くっくっ、したんだ

野分;ヒロさん?

弘樹;なななんだよ

野分;わざとですね

弘樹;へへん、俺がいつもいつも引っかかると思うなよ

野分;そうですか

弘樹;俺だって学習能力あんだよ

野分;じゃあ、俺を騙したらどうなるかも学習済みですよね

弘樹;え?・・・・・あっ///

野分;さ、お勉強の時間です、ヒロさん。特別学習しますからね

弘樹;おい!こら…、降ろせ!野分!・・・普通でいいから!・・野分!のわきーーーーーっ

おわり


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