帝国学園サッカー部

□クリスマスの計画
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―部活後の部室にて。

成「佐久間先輩は冬休みの予定って、何かあるんですか?」

佐「今は特に無いな」

成「じゃあじゃあ、クリスマスは?」

佐「クリスマスも特に―」

源「オレと一緒にクリスマスパーティーだよなぁ」

鬼・不・成・佐「はぁっ!?」

佐「ちょっと待て!
オレがいつお前と約束した!?」

源「したじゃないか、去年」

佐「去年?」

源「ほら去年のクリスマスパーティーの時、来年もやろうなって」

佐「あ〜、そういやそんな事言ったな」

不「つか忘れてたって事は、大して大事に思ってなかったな、佐久間(ニンマリ)」

佐「だって二つ返事で返事しちゃったから…」

源「えぇっ!そんな、佐久間ァ…」

佐「まぁ、楽しかったのはホントだけどな」

源「ホントか!じゃあ…」

成「ストップストップストーップ!!!」

源「?」

成「オレが佐久間先輩誘おうとしてるんスけど」

鬼「佐久間、ウチでクリスマスパーティーをやるんだが、来てくれるか?」

源・成「きどおぉぉぉぉっ!!!」

咲「何気に一番最初にキチンと誘ってるし」

辺「鬼道はそういうトコ一番しっかりしてるからな」

洞「で、佐久間先輩は誰のお誘いにのるんだろうね?」

辺「鬼道から誘われたら断れないだろ?」

咲「でも源田とは去年から約束してるんだ。
サクは約束は守る」

不「さ〜くま〜どーすんの?」

佐「どうって?」

不「どうってって…、誰の誘いにのるんだ?」

佐「どうしようっか?」

不「おい!」

咲「早めに答えた方がいいぞ、サク」

佐「なんで?」

咲「ほら」

佐「?」

源「オレは去年から約束してるんだ。
佐久間はクリスマスはオレと一緒に…」

鬼「いや、オレと一緒に」

成「オレが最初に誘おうと思ってたんだから、オレが佐久間先輩を誘うんです!」

辺「まあまあ3人共、一回落ち着K」

鬼・源・成「黙れ!!!!」

不「あ〜あ〜情けねぇなぁ。
なぁ佐久間、そう思わねぇ?」

佐「へ?」

不「こんな奴らほっといて、オレとライブ行かね?」

佐「ライブ?」

不「そ、クリスマスライブ。
チケット2枚とれそうだからよぅ」

鬼(フッ、愚かだな不動。
佐久間は物に釣られるほど軽い奴じゃない)

源(ばかめ不動!
佐久間が貴様なんかについていくなんてありえないんだよ!)

成(甘いっスね不動先輩!
物で気を引こうなんて、佐久間先輩に通用するわけない)

佐「ホントか不動!」

鬼・源・成「えっ!?」

佐「オレ行ってみたかったんだよ、クリスマスライブ!」

咲「3人共完敗だなww」

鬼「さ、佐久間…」

源「さくまあああああ!!!!
なんでだよぉ!!(泣)」

成「さくませんぱぁい(T-T)」

佐「泣くなよ2人共。
鬼道まで…」

辺「不動、半分お前のせいなんだから助けてやれよ」

不「ああん?
オレに命令すんなデコ」

辺「お前にだけは言われたくねぇよ」

洞「二人共同類だもんね」

佐「いっその事、みんなでパーティーやる?」

辺「お、いいじゃん」

咲「お菓子でも持ち寄って?」

佐「そ、みんなでゲームとかしながらワイワイと」

洞「わーい!面白そう!」

不「ジュースとお菓子1人一個ずつ持参ってトコか」

成「せっかく先輩と2人で過ごそうと思ったのにィ」

佐「いいじゃん、みんなと一緒もさ。
なぁ鬼道?」

鬼「あ・あぁ、まぁ佐久間が言うなら…」

源「なら来年はオレと一緒にパーティーしようなぁ」

鬼「何を言っている?来年はオレと一緒だ」

成「来年はオレとですよ!決まってるじゃないですか」

源「なんで決まってんの!?」

成「だって来年佐久間先輩を一番に誘うのはオレだから」

鬼・源「はぁっ!?」

辺「またかよぉ…(泣)」

洞「まぁまぁ」

咲「モテモテだなサクは」

佐「冗談やめろよ咲ちゃん」

不「うらやましいねぇ次郎ちゃん」

佐「があぁっもう!
 不動までっ」

洞「佐久間先輩可愛い」

辺「お前が言うか」

佐「ハァ…オレ来年は雷門トコ行こうかな?」

―強制終了―







なんじゃこりゃ。

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