テイルズ小説
□雨上がりの傘の下で
1ページ/1ページ
どうもミルクレ〜プです。
TOWR3やっててエミルとカイウスの絡みが非常に気になってますww
そして今まさに外は雨上がりwww
* * * *
「うわっ、急に降ってきたな・・・」
カイウスが買い物から帰る途中、突然雨が降ってきた。
突然だから、傘も持っていない。
そこへ、見慣れた人影がこちらへ走ってきた。
「カイウス〜〜〜!!」
「エ、エミル!!?」
傘をさしてエミルは全速力で走っていたが、途中で石に躓き転んでしまった。
「痛ったあ・・・」
「だっ、大丈夫かエミル!!?」
「うん・・・大丈夫」
「で、何しに来たんだ?」
「カイウス、傘を持ってなかったよね?だから。」
しかし、エミルが持っているのは一本の傘だけだった。
「じゃあ、帰ろう。」
そう言って、カイウスを傘の半分に入れた。
「えっ・・・、あ、あ・・・・」
カイウスは少し下を向き、頷いた。
その顔が真っ赤なのもエミルは気づいていたが。
((どうしよう、ドキドキする。))
ただ一つ気づいていないのは、二人が今同じ事を考えているという事だった。
「あ、雨が・・・・」
「止んだな・・・。」
しかし、エミルは傘を畳もうとしない。
カイウスは、傘から出ようとしない。
二人一緒に、雨上がりの傘の下で。
(互いの吐息を感じる、狭い傘の中で。)
end