ONE PIECE story
□初めての出会い
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「お兄さん、一杯どう？」
夜の街。男女が出会い夜を共にするそんな場所にあるこのバーはなかなかの盛況を保っている。
そのバーで働く俺はたいていの人間がどんな奴かがわかるようになった。
「お兄さん、一杯どう？」
「あ？」
冷たい瞳、まとっている空気は普通の人とは違う。
「お兄さんさぁ･･･何者？」
声を小さくして身長の高い相手を見上げる。
「あ？関係ないだろ」
低く突き放すように言われてゾクリと背中に刺激が走る。
へぇ･･･アンタ好みだよ。
ニヤりと笑って相手のコートのポケットに名刺を入れる。
「今度来てよ。待ってるからさ」
「は？おい･･･ちょっ」
焦ったような声が聞こえたけど無視して店に帰る。
以上にワクワクする。
さて、あの男は来てくれるのかな？