ONE PIECE パロstory

□萌え?!
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今日は高校が休みでみんなに会えない。
「ふぅ」
別に大した事じゃない・・・正直ナミさんたちレディーに会えないのはきついけど。
しかも今日はジジィがやってるレストランも休業日。
やることもなくて、暇で・・・。
「買い物行くか」
よく考えればめったにない休み、有効活用しなくてどうする?!
欲しい本が出たことだし、ゆっくり散歩ついでに店を回ることにする。
「まずは本屋だよな!」
料理本がたくさんあるだけでやたら気分が盛り上がる。自分の知らないレシピを知るだけで最高だ!!
「う〜ん・・・買えるのは2冊くらいか・・・」
この先どこに行くかも決めてないからできるだけ軽い本・・・。
「あ?コック?」
え?聞きなれた声に呼び止められて勢いよく振り返る。
「ゾロ?!」
本屋なんて来ないと思っていたこの筋肉バカがこんなところで何をしているのか?
「てめぇも暇だったのか?」
いつもなら話しかけてすら来ないこいつが今日はやたら饒舌だ。
「まぁ、な。お前は?」
「暇だった」
「どんな本買うんだよ?」
興味本位でたずねたら目の前に本を突き出された。
「・・・『剣術指導書』?」
「ああ、読まねぇだろうけどな」
なんともったいないことをする男か。
「もったいねぇ!!」
「静かにな」
大声を上げたせいで注目されている。
「・・・もったいねぇよ、他の事に使えよ」
俺なら使わないものなんて買わない。
欲しいもののためにならいくらでもつぎ込むけどな!!
「ん〜例えば?」
「・・・映画とか?」
俺が見たい映画があってるから行ってみたら苦い顔をされた。
「昨日の夜行った」
「へ?なんで?」
「見たい映画があったからだよ」
だから今日ここにいるわけか。
「う〜ん・・・俺の家にでも来るか?」
そうすれば昼飯は作るし・・・。
「いいのか?」
あっさり誘いに乗ってくるなんて思ってもいなかった。
「ああ、昼何食いたい?」
「・・・オムレツ」
意外に早く答えが帰ってきた。
オムレツ・・・材料は家にあるもの使うとして・・・。
「了解!めっちゃ美味いオムレツつくってやるよ!」
「いつも通りでも十分だ」
え・・・?それはいつも美味しいってことか?!
「っなこと言ったことないくせによ」
「人前で言うことでもないだろ?」
平然と返されて言葉に詰まる。
「だから今まで言わなかったのか?」
「ああ」
ああ・・・頭が痛い・・・。
てめぇに美味いって言わせるためにどれだけ手間ひまかけたと思ってんだよ・・・。
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