ジャイキリ
□夜
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日も暮れはじめたグランドに、1人でボールを蹴る椿と見守る達海の姿
「あのさ、つばき」
「っはい」
「お前ってさ、本当にプレッシャーに弱いな、」
「す、すいません」
と言って、うつ向き半泣きになる椿を抱き締めた
「！あっ、あの監督」
「ん？」
「は、恥ずかしいんですけど…」
「誰も見てないしいいしょ？」
「そうですけど…」
「一々気にするなよなっ」「うー、わかりました…」しばらく監督に抱きしめられていた
でも、
(やっぱり恥ずかしい！)
(でも、温かい、眠りそう)
椿の髪さらさらなんだな…その時、
「椿？」
「…っん」
寝ちゃった？
小さくて静かな呼吸の音が聞こえてきた
はー、
可愛いやつ
しかたない、今夜は椿と寝るか
やべっ、にやけてないよな顔!
嬉しいけど、やっぱ緊張すんな…