Offering

□マシュマロもぐもぐ
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「・・・んはッ、はぁ・・・ぁあ・・・」

「マサ、エロすぎ」

「や、やめて・・・ばー、ちょん・・・」

「やだ。全部飲み込むまで止めないから」

「ドエ、ス」

「俺、ドSだし」

「ぅむッ・・・あぁ!」


マシュマロが1つ落ちてしまった。
折角、ばーちょんがくれたのに・・・


「うわー、落とした」

「ごめん」

「じゃあ、お仕置きしよっか」

「は!?お仕置きってなn!?」


突然、動いていたはずの口が動かなくなった。
目の前には彼の顔。
俺は、ばーちょんにKissされてるんだ。
そう思ったのは、しばらく時間が経ってからだった。


「・・・ばーちょん?」

「マサ、ごめん」

「いや、謝れることなんか「Kissした」・・・」

「ごめん。順番違うけど、俺・・・」

「俺?」

「マサのこと、好きなんだ」

「へ?」

「同性だし、こんな事言うなんてというか思うなんておかしいって分かってる。
 だけど、ずっと思ってるだけじゃ気分が悪くて。
 自分勝手だって、ホモだって思ったって構わない。
 だけど、これだけは言わせて。俺は、マサが好き」

「ばーちょん・・・」

「俺、帰るわ」

「・・・待って、ばーちょん!」


『ガシッ』


俺は、彼を後ろから抱きしめた。
危なく2人とも倒れるところだったけど、彼がなんとか支えてくれた。


「マ、サ?」

「ばーちょん。俺も、ばーちょんが好き」

「マ、サ・・・」

「だから、だから帰るなんて言わないで!」

「・・・フッ、帰るわけないじゃん」

「へ?」

「だって、マサが俺の事好きなの知ってたもん」

「嘘!」

「嘘じゃないし。バレてるというか、マサの考えてることなんて分かるもん」

「マジか・・・」

「・・・よしッ!マサに帰んないでって言われたし」

「うん」

「マシュマロもあるし」

「うん」

「両思いだってこともハッキリしたし」

「うん」

「今からマサを頂こうかな♪」

「うん・・・え!?」

「んじゃ、頂きまーす!」


この後、きちんとおいしく頂かれましたとさ。



end

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