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□恐怖の練習量
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注:幸村がまだ不在のときのお話です
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柳生は、先ほどから探していた人物に声をかけた。
「真田君」
呼びかけられた人物は、少し驚いた顔をして振り向きながら返事を返す。
「なんだ、柳生?」
「今日の風紀委員会のことなのですが、確か部長会議も今日ありましたよね。どちらに出席されるのですか。」
そう質問された真田は、納得したようにうなずきながら答える。
「ああ、そのことか。部長会議のほうは蓮二が出てくれるようだから、俺は委員会のほうに出るつもりだ。」
「そうですか。・・・それでは、今日の部活は私と真田君と柳君が不在というわけですね。大丈夫でしょうか。」
はたから聞いていれば他の部員に対して結構失礼なことを言っているのだが、真田は特に気づかず苦笑した。
「そういわれると不安だが、ジャッカルがいるから大丈夫だろう。蓮二も今日の分の練習表を渡しておいたと言っていた。」
「彼一人に任せるのは少しかわいそうですが、仕方ありませんね。今日の委員会は早めに終わる予定ですし、私も仁王君に釘を刺しておきます。」
柳生はそう言うと、真田に別れを告げて仁王の教室のほうへ歩いて行った。
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