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□童話のような世界 序章
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昔々、あるところにとても栄えている大きな国がありました。そこにある、ひとつ歳の離れた仲の良い兄弟がいました。兄の名前は、弦一郎。弟の名前は、赤也と言いました。ふたりは、町の外れに小さな食堂を開いて生活をしていました。町の外れにある食堂と言っても、兄の弦一郎が作る料理がとてもおいしいと評判だったので、人気があり毎日繁盛していました。ふたりで店をまわすのは大変でしたが、力を合わせて切り盛りしていました。そして今日もふたりは、朝から店を開ける準備をしています。
「弦兄、店を開ける準備ができましたよ。」
「うむ。では、店を開けるとしよう。」
「今日も、お客さんいっぱいくるといいっすね。」
「ああ、そうだな。今日もふたりでがんばるぞ!」
「うぃっす!」
さあ、今日はどんなお客さんが来るのでしょうか・・・・・