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□オンリーワン
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「幸村が、一番好きだ。」

真田が言ったこの一言を聞いた幸村は複雑な気持ちになった。

「一番ってことは、二番目や三番目に好きな奴もいるってことだよな。」

ついこんなことを聞いてしまうぐらいに・・・しかし、そんな幸村の気持ちに気づ
かない真田は不思議そうに、

「そうだが、それがどうしたのだ。」

とあっさり答えた。

「・・・へーそうなんだ。俺以外に好きな奴がいるんだー。一応確認するけど俺たちっ
て付き合ってるよな?」

「なっ何をいきなり言っている!」

「いや、ちょっと不安になったから。聞いた。お前が、俺以外も好きだとか
言うから。」

そう幸村に言われた真田は、よく分からないといった顔で呟いた。

「どういうことだ?」

「だから、さっき二番目にも三番目にも好きな奴がいるって、自分で言ってただろ!!」

イマイチ自分の感じている不信感に気づいていない真田を見て少しいらついたように
幸村が言うと、

「確かに、二番目三番目に好きな奴がいるといったが、一番は幸村だ。その、だな。
二番以下は、誰が何番かなんて決まってないし、みんな同じぐらい好いている。
でも、一番好きだと思えるのは幸村だけだ。俺の一番が変わることも幸村の代わりに
なる奴もいない。」

真田は少し恥ずかしそうにしかし、はっきりと言った。それを聞いた幸村はやっと
分かったのか満足げにうなずいた。

「つまり、俺は真田のナンバーワンでオンリーワンってことだな。」





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